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日本小児アレルギー学会誌 第40巻2号(2026年6月) 発行のお知らせ

このたび、本誌第40巻2号をJ-STAGEにて電子版として発刊いたしましたことを、謹んでご報告申し上げます。

本号には、原著論文7報、総説2報、Meet the Expert 4報を掲載しております。

原著論文では、運動下持続的喉頭内視鏡(CLE)によって運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)と診断した13歳女児の報告、乳幼児用フリーズドライ食品(パクパ®)の抗原性解析、小児アトピー性皮膚炎診療における生活療養指導に関する日本皮膚科学会員と日本小児アレルギー学会員の比較検討、横浜市内の幼稚園・保育所における食物アレルギー児への対応の2014年と2022年の経年比較、大阪市の放課後児童クラブ職員の食物アレルギー対応の現状調査、卵黄摂取中断後に発症した卵黄による食物蛋白誘発胃腸炎(FPIES)の症例集積研究、そして小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(JPGL)2023の認知度と改訂点に関するアンケート調査を掲載しております。EILOのCLE確定診断の重要性、フリーズドライ離乳食の抗原性、ADの生活療養指導における診療科間の負担差、保育施設でのエピペン®処方増加、放課後児童クラブでの研修・学校との情報共有の不足、離乳食中断後の卵黄FPIES発症パターン、JPGL2023の臨床現場での評価についてであり、いずれも日常診療および地域支援体制の向上に資する内容となっております。

総説では、自律/自立可能な小児期発症慢性疾患患者に対する成人移行支援の実践と、患者自身が入力する「慢性疾患成人移行アプリ」の開発・活用が紹介されており、患者主体のヘルスリテラシー獲得に向けた取り組みとして注目されます。また、妊娠・授乳期におけるアレルギー疾患治療薬(気管支喘息・アトピー性皮膚炎)の安全性に関する最新エビデンスが整理されており、臨床現場での意思決定に直接資する内容となっております。

Meet the Expert欄では、没後20年以上を経てなお本邦小児アレルギー学の礎として仰がれる飯倉洋治先生の教育哲学、「Science-based Allergology」の理念を体現した伊藤浩明先生の足跡、ゲノム情報を用いたアレルギー疾患研究の最前線、そして小児アレルギー専門医として50年にわたり第一線で活躍された五十嵐隆夫先生の回顧録を掲載しております。いずれも次代を担う若手医師・研究者への貴重なメッセージが込められており、本学会の歴史的蓄積と今後の発展への展望が伝わる内容となっております。

本号が会員の皆様の日常診療・研究・教育に広くお役立ていただけますよう、心よりお願い申し上げます。ぜひご高覧ください。

掲載論文

<原著>

  • 運動中の持続的喉頭内視鏡検査により運動誘発性喉頭閉塞症と診断した13歳女児
  • フリーズドライ製法で作られた乳児用規格適用食品の固ゆで卵白、固ゆで卵黄、及び落花生のタンパク質組成及び溶解性の解析
  • 小児アトピー性皮膚炎診療における生活療養指導調査:日本皮膚科学会員と日本小児アレルギー学会員の比較検討
  • 横浜市内の幼稚園・保育所に通園している食物アレルギー児への対応の実態(2014年調査と2022年調査の比較)
  • 大阪市における放課後児童クラブ職員の食物アレルギー対応に関する調査―現状と課題―
  • 卵黄摂取中断後に発症した卵黄による食物蛋白誘発胃腸炎
  • 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023の認知度と改訂点に関するアンケート調査

<総説>

  • 自律/自立可能な小児期発症慢性疾患患者に対する成人移行支援
  • 妊娠・授乳期における薬物療法の考え方:アレルギー疾患管理に関する最新エビデンス

<Meet the Expert>

  • 飯倉洋治 ― 人を愛し、人に愛され、次代を創った「人たらし」の哲学―(今井孝成)
  • 食物アレルギー診療におけるサイエンス・臨床・社会―伊藤浩明先生会長講演より―(高里良宏)
  • ゲノム情報を用いたアレルギー疾患研究(野⼝惠美⼦)
  • 小児アレルギー専門医としての50年を振り返る(五⼗嵐隆夫)

下記のURL(外部リンク)にアクセスの上、ぜひご高覧下さい。
日本語画面URL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jspaci/list/-char/ja
英語画面URL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jspaci/list/-char/en

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日本小児アレルギー学会
編集委員会
(2026.6.22)


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